“I want” / No.004 HAIR STAND VEHICLE 村上 勝広

カツとは高校で出会った。
3年間、同じクラスだった。
カツは、とても素直なヤツだと思う。
思ったことは、そのまままっすぐ言う。
歯に衣など着せぬので、時にそれは鋭角的なときもあるけれど、
その角度にもユーモアがあったりして笑える。
カツのそういうところ、とても好きなところ。
美容の専門学校を出てから、美容師一筋。
そして、地元に“ビークル”という自分のお店を出して、今年で12年目。
すげえな。尊敬する友達のひとり。

俺もカツの仕事を体験したいのだけど、
私の毛根たちは早期リタイアでどんどん辞めていき (根性なしどもめ)、
去る者は追わず、毎日、風呂のついでに剃髪しているため、
美容室とはすっかり縁がなくなってしまった。(帰ってくるなら許したい)
その代わり、子供たちが髪を切るときはビークルに連れて行き、
カツの仕事を体験してもらっている。
君たちは、父ちゃんの分も、大いに切ってもらいなさい。

カツに、改めて、今までの話をゆっくり聞けたのはとてもおもしろかった。
当たり前だが、人の数だけ物語がある。
そして、それは経てきた時間の分だけ深い。
俺が話を聞かせてもらっているのはその一部に過ぎないけど、
毎回おもしろくて仕方がない。
特に、この企画は、お仕事を入口にしているので、
自分の知らない世界の話ばかり。
そんなもん、おもしろいに決まっている。
なんぼでも聞ける。
そして、誰からも、今日までどう頑張って来られたのか、
という話が聞かせてもらえる。
これは、とても刺激的なことだったりする。

俺も、もっと何かに挑戦したいと思ってしまった。
そして、今までヤブにお願いしていた、
インタビュー部分の音声の整音を自分でやってみようかなと思った。
すぐ、ヤブに相談。
何か相談を持ちかけたとき、ヤブは、いつも本当にやさしい。
とても親身になって相談に乗ってくれる。
俺にでも出来そうな方法を考えてくれて、レクチャーしてくれた。
もちろん、簡単なことではなかった。
俺の作業環境面で謎の不具合みたいのんも出たりしたし、
何より、音の世界は奥が深すぎる。
しかし、何事も、はじめの一歩から。
ヤブの手厚いサポートのおかげで、なんとか現時点での最適な方法が見つかり、
ひとまずの合格点もいただきました!

何度も心折れそうになりましたが、
この整音作業を俺が自分で出来るようになれば必ず成長につながると、
ヤブが背中を押し続けてくれたのでした。
ドットコム先生!マジラブ!
これから数を重ねて、耳を鍛えていきたいと思います。

撮影の日、最後のカットは、カツの娘ちゃん。
赤ちゃんの頃に会って以来だったから、大きくなっていてビックリ。
そりゃそうだよな。
カツの、父さんとしての顔も見れたりして、嬉しい1日でした。

カツ、ありがとう。